現場レポート&ニュース

日本の不動産投資市場を取り巻く環境の変化

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

CBREが海外投資家による日本への不動産投資、国内投資家による海外への不動産投資に関する情報をまとめた「日本のインバウンド&アウトバウンド投資2018年」を発表しました。

この発表で日本の不動産投資市場の2018年の動向が確認できますので、チェックしておいて損はないでしょう。

海外投資家が日本に対して行った投資額は前年比61%減の48.8億USドルと急落しました。

インバウンド投資額が大幅に減少した理由は、大型取引の減少によるもので、特に2017年に急に増加していたこともあり、その反動による部分が多いような気がします。

大型の不動産投資は減少しているものの、海外投資家による地方への不動産投資は活況で、特に大阪府への投資額は前年比131%増になり、全体で見ても109%増を牽引しています。

まら地方都市への割合も前年の8%から41%に急上昇していますので、都心部の大型案件は一段落して、地方の手頃な物件への投資額が増加傾向に有ることがわかりました。

逆に日本から海外への不動産投資は昨年に引き続き減少傾向にあり、前年比29%減の19.3億USドルに。

投資先の地域を見ると北米への投資額(11.5億USドル)は全体の6割とかなりの割合を占めていますが、昨年比51%減と急ブレーキがかかってしまいました。

その代わりにアジア太平洋地域への投資額は5.3億USドルと半分ほどしかないものの2005年以降最大になっています。

日本からのアウトバウント不動産投資を牽引しているのは、不動産会社や商社で全体の53%と過半数以上を占めていますが、前年と比較するとその割合は20%も低下。

逆に多くの投資家を抱える事業会社やファンドの投資割合が急上昇していますので、このあたりも見逃せませんね。

いずれにしても都心部の大型開発は2020の東京オリンピックを目処に一旦落ち着くでしょうし、地方に残る投資対象の良い物件も海外資本に買われていく傾向はしばらく続きそうですね。

参照:GBRE「インバウンド投資・アウトバウンド投資 日本 2018年

***********発信者情報***********

一級建築士事務所 株式会社 賢
大阪府知事登録(ハ)第19927号

特許 第4000452号       「引っ張り雇いほぞ」
実用新案 登録2003-271641 「木造門型ラーメン」


ラーメン門型フレームと言えば、株式会社 賢です。
皆様の安心のために、日々より良い商品を開発しています。

〒542-0083 大阪市中央区東心斎橋1丁目11-13-1003

電話番号:06-6120-2080
Eメール:info@ken-network.co.jp
担当:西窪

***************************

関連記事

ピックアップ記事

  1. 法務省が行った相続登記未了土地調査の結果が公開されましたが、それによると50年以上も未登記の土...
  2. 自宅の売却時に不動産買取業者を使うメリットとデメリットは?
    自宅を売却する際には、主に「仲介売却」と「買取売却」の2つの方法があります。
  3. 住宅確保給付金という家賃補助制度を知っていますか? 各自治体によって給付金額が...
  4. ChatGPT(チャットGPT)を不動産業者で導入するメリットは?
    日本でも話題のChatGPT(チャットGPT)ですが、不動産業者が導入するメリットは何があるの...
  5. 居抜きオフィスのマッチングサイトでおしゃれなオフィスに移転!
    おしゃれなこだわりがあるオフィスに引っ越したいという経営者の人も多いのではないでしょうか?...
  6. 日本国内でもキャッシュレス化が進んでいますが、不動産業界でもLINE PAY(ラインペイ)を利...
  7. コロナ禍で住居に対する意識やこだわりは変わっているのか?
    新型コロナウィルスの流行で緊急事態宣言が出され、テレワークに移行する企業も増えていますよね?...
  8. 国土交通省が「第3回国土審議会土地政策分科会特別部会」で、所有者が不明になっている土地に対する...
  9. 住環境研究所が行った「実現したい暮らしニーズ(もう一度建てるとしたらどんな住まいがいいのか)」...
  10. もしあなたがUR賃貸のリノベーション物件に住むのなら、無印良品のプロデュースした家と、IKEA...