
現在の日本の中住宅音市場での流通量は15%と非常に低く、政府目標は2020年に30%まで引き上げたいと考えていますが、それでも欧米の70〜80%の数値には足元にも及びません。
欧米の中古住宅の流通量が多いのは、中古住宅でも資産価値があるからという理由があります。逆を言えば日本の住宅の場合買った瞬間に値下がっているので、全く状況が違うという現実がありますが、この先人口減少が当然の課題として残っていますし、空き家問題もありますので、国家的にもしっかりと取り組まなければならないもんです。
先日ソニー不動産は、「不動産価格推定エンジン」という独自のアルゴリズムで不動産の成約価格を算出できる仕組みを開発しました。これは学習機能付きのシステムで毎週市場価格を調査しその都度更新、しかもその成約価格の推定精度は世界最高水準というものです。
この不動産価格推定エンジンはあくまでも業者向けのサービスですが、一般向けにもHOME'Sが「HOME'Sプライスマップ」という中古住宅の成約推定価格を算出するサービスを今月中にも関西圏から展開する予定になっています。
このように住宅の価値が見える化することで市場の活性化を目指すわけですが、既にアメリカでは、「Zillow」というサービスがネット上で稼働しており、一定の成果をあげているようなので、日本でも同様の効果が考えられます。
中古住宅への情報量が不動産業者と消費者の間でバランスが取れてくることで、不動産市場にありがちな情報の不均衡がなくなり、消費者もより購入しやすい環境になることが想定されていますが、この辺りは実際に動いてみてどうなるのか?という部分でもありますので、少し様子を見てみたいと思います。
いずれにしても皆さんにとって、中古住宅が少し身近なものになるということは業界の発展の為にも大切なことであると考えています。機会がありましたら、ご自宅の価値を調べてみてはいかがでしょうか?
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