現場レポート&ニュース

11月の不動産業倒産件数が6カ月ぶりに増加、考えられるリスクとは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

住宅を建築中の方は、こういったニュースにも耳を傾けて置いたほうが良いと思います。東京商工リサーチの調査で、2015年11月の不動産業の倒産件数は6ヶ月ぶりに26件(前年同月比13.04%増加)と増加し、負債総額も36億3300万円(同73.49%増加)と、こちらも8カ月ぶりに増加に転じました。主な理由として、不透明感が立ち込めるなか、小規模企業を中心とした息切れ倒産の推移が注目されると発表されています。

建築中の住宅の場合、いくら資金を支払っていても家が完成して引き渡しをするまでは、所有権は“工務店のもの”なのです。ご自宅の完成後に「所有権移転登記」を経て初めて建築主のものになるのです。

ここを見逃してしまうと、本当に大変なことになるのです。施主側から工務店の財政状況を確認することは簡単ではありませんが、やはり住宅の注文を行う際には、色々とお調べになられた方が良いと思います。実際にこういったことで問題になり、住宅メーカーが倒産し過去には2000人を超える被害者が出た事例もあるのです。詳細はこちらからどうぞ。

株式会社 賢ではそういった方を少しでも減らすことができる様に住宅建築の際にエスクローサービスを提供しており、万が一の工務店の倒産時に全て信託されている現金で対応することで施主の皆さんのリスクを軽減できる様な仕組みをご用意しています。弊社で設計や建築を行わなくとも、エスクローサービスだけでもご利用していただけますので、ご要望に応じてお問い合わせください。

少し宣伝ぽくなってしまいましたが、この辺りは建築関連の古い慣習が起こす歪ですので、お客様の方ではどうすることも出来ないのです。だからこそ、実際に住宅ローンだけ組んで、返済はするものの自宅が手に入らないという大きな問題が起こってしまったわけです。

皆さんもくれぐれもお気をつけ下さい。

********発信者情報********

一級建築士事務所 株式会社 賢 大阪府知事登録(ハ)第19927号
特許 第4000452号       「引っ張り雇いほぞ」 実用新案 登録2003-271641 「木造門型ラーメン」
ラーメン門型フレームと言えば、株式会社 賢です。皆様の安心の為に、日々商品開発を行っています。

〒542-0083 大阪市中央区東心斎橋1丁目11-13-1003
​電話番号:06-6120-2080
Eメール:info@ken-network.co.jp
担当:西窪

*********************
 

関連記事

ピックアップ記事

  1. 住居確保給付金は新型コロナで家賃が払えない時に使える救済措置!
    新型コロナウィルスの影響で今月の家賃が払えないとか、将来的に家賃が払えなくなる可能性がある場合...
  2. 2025年4月の「4号特例」変更による住宅リフォームへの影響は?
    2025年4月から、建築基準法の大きな変更が予定されています。
  3. 中古の木造戸建て住宅リフォームするメリットは何があるのか?
    木造戸建て住宅のリフォームには多くのメリットがありますので、以下にその主な点を詳しく説明します...
  4. MUJI×UR団地リノベーション物件が全国に拡大し新規募集開始!
    平成24年に関西でスタートしたのが無印良品とUR都市機構の共同プロジェクトである『MUJI&t...
  5. 不動産クラウドファンディングのメリットとデメリット、活用方法は?
    近年、少額から始められる資産運用のひとつとして、不動産クラウドファンディングが注目されています...
  6. らくらく賃貸管理(らくちん)で中小企業の賃貸管理が変わる?
    不動産業界に特化した業務支援サービスである「いえらぶCLOUD」を提供する株式会社いえらぶGR...
  7. 戸建て住宅の冬のヒートショック対策方法とメリットやデメリット。
    ヒートショックは、急激な温度変化によって血圧や心拍数が乱れることで引き起こされる健康リスクです...
  8. 国土交通省が「第3回国土審議会土地政策分科会特別部会」で、所有者が不明になっている土地に対する...
  9. アメリカでは日本より早い段階(2008年)に公表しており、2020年までに全ての新築住宅をZE...
  10. コンビニ大手のセブンイレブンが民泊事業に参加。