
木造建築のシェルターが開発した木質耐火部材が、日本初の3時間耐火の国土交通相認定を受けたと発表。
以前も新潟に木造5階建て賃貸を建てる際の部材に使用されたと紹介したことがある、山形県の株式会社シェルター。
その際にも話題になったのが、独自開発した2時間耐火部材のCOOL WOODですが、今回はさらに耐火性能を強化して、3時間耐火部材として認可されたようです。
この結果、シェルターの素材を利用すれば、法律上の階数制限がなくなり、15階建て以上の高層ビルでも木造構造で建築することが可能に。
COOL WOODでは核となる木材を石こうボードで囲み、外側をさらに木材で覆った3重構造だったものが、今回の部材は、石こうボードを4枚重ねにすることで3時間耐火の性能を確保した模様。
ちなみに木造による最高層建築物は、世界では18階建てのカナダのブリティッシュ・コロンビア大学の学生寮。
日本国内では、山口県長門市が着工した5階建ての新庁舎と新潟県の大和不動産の賃貸物件が最高で、東京都中央区では、11階建てが計画されている状況。
ただ実際に15階以上の木造高層ビルが建築されるというよりも、各素材の特性を生かすために鉄骨造や鉄筋コンクリート造、木造を併用したハイブリッド構造が主流になるでしょう。
世界的には数年前からCLTを使った建築物が立ち始めている流れがあるので、日本でもこのシェルターの技術を活用した建造物が増えるかもしれませんね。
CLTとは、Cross Laminated Timber=クロス・ラミネーテッド・ティンバーと呼ばれる集合材のこと。
名前の通り、繊維方向に揃えたラミナと呼ばれる板をクロスに重ねて接着剤で圧着した木材で、日本名は直交集成材。
日本の場合は、CLTを使っても3階までしか建築できませんが、新たな建築材が開発されることで、また色々変わってきそうですね。
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