
ここ数年、インバウンド需要などでグングン成長していた近畿圏の路線価。
しかし新型コロナウィルスの影響で6年ぶりに近畿地方全体で0.6%の下落となりました。
最も厳しい下落になったのがミナミの戎橋ビル前の心斎橋筋付近。
令和3年の路線価は1,584万円となり昨年よりも568万円(26.4%)と全国で最も低下しました。
近畿地方の各府県の最高価格は、
- 大阪府:大阪・梅田の「阪急百貨店」前の御堂筋で、1,976万円(8.5%ダウン)
- 京都府:京都市下京区の「みずほ銀行四条支店」前の四条通で、653万円(3%ダウン)
- 兵庫県:神戸市中央区三宮町1丁目の三宮センター街で、520万円(9.7%ダウン)
- 奈良県:奈良市東向中町の「近鉄奈良駅」前の大宮通りで、70万円(12.5%ダウン)
- 和歌山県:和歌山市友田町5丁目のJR和歌山駅前で、36万円(変化なし)
- 滋賀県:草津市大路1丁目のJR草津駅東口広場で、31万円(変化なし)
インバウンドの影響を受けていた場所ほど大きな下落に直面しています。
路線価の下落に影響しているのはインバウンドの減少だけではありません。
ここ最近の傾向としてテレワークの普及に伴いオフィスが縮小、撤退、移動が起こり、大阪市内ではオフィスの空室率上昇し続けています。
その影響でオフィス家具の買取業者には以前よりも1.5倍ほどの問い合わせや買取依頼が増えているとのこと。
日本人の需要が減る中でも海外のファンドの動きは活発で、ビルやホテルなどの一棟買いが増えており、これまでよりも10〜20%ほど需要がアップする可能性があるのだとか。
新型コロナウィルスの騒ぎが落ち着けば、また元のような状態に戻ることを見越しているようです。
実際にどうなるかはもう少し様子をみておく必要がありますが、投資機会を探している海外勢には日本の魅力はまだ高そうですね。
ミナミの下落率は全国一だったので、それがそのタイミングで復活してくるのか?
以前のような心斎橋筋商店街に戻るのか?というのも含めて、ここ数年の様子を見ていきたいと思います。
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